施工実績:阿弥陀寺の裏山に生えている危険木の伐採を行いました

依頼内容

「本堂の裏山に生えているヒノキが台風等で倒れた際に本堂を破損する危険性があるため伐採してほしい」とご依頼をいただきました。

伐採対象木

伐採対象木は本堂裏に生えているヒノキ4本、カシ1本の伐採と風倒木の処理を行いました。

伐倒対象木の中には石の上に根を張っている樹木や急斜面に生えている樹木もありました。

伐採対象木周辺状況

伐採対象木周辺には古くから使われている祠がありました。

また、周囲の土壌の関係で岩石が転がりやすく、伐採対象木の近くにも大きな岩が露出していました。

伐採対象木より本堂側は急斜面になっており、斜面下には庭園がありました。

作業風景

始めに伐採対象木にかかっている風倒木から処理します。

2本ともカシにかかっていたため携行式手動ウィンチを使い下ろしました。

懸木の処理が完了したので伐採していきます。

下に祠があるカシは重心が本堂側に大きく傾いていたので、重心を斜面上に誘導するためロープワークで樹上に登り枝下ろしを行いました。

枝下ろしが完了すると樹上にワイヤーをかけて携行式手動ウィンチで山側へ伐倒しました。

次に伐採対象のヒノキを伐採していきます。

保護対象木が斜面下にあるため山側に倒し、立木の根元に集積を行います。

斜面に近いヒノキは伐倒時に滑り落ちて行かないようワーキングベンチという切り方で伐倒していきます。

この切り方で伐倒することで、伐倒時に樹木が株から外れて下に滑り落ちる危険性を下げることができます。

万が一落下しても保護対象物まで行かないようリギングロープで止めておきます。

伐倒後は切り株にハマって止まります。

最後に

今回は裏山に生えている危険木の伐採を行いました。

斜面での伐採は伐倒した樹木が下に滑り落ちる危険性があるため株等に集積を行う必要があります。

今回の現場では携行式手動ウィンチの他にリギングロープを使い万が一落下しても保護対象物まで行かないようにいていました。

このように、安全に配慮し万が一にも備えながら作業を行っています。

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