夏に近づき、気温や湿度が上がってくるので気をつけて、熱中症・脱水症についてと対策方法とは

 

 

こんにちは、ナカイです。

夏に近づいてくるにつれ気温や湿度が上がってきますね。

地球温暖化の影響で毎年「40℃がどこどこで観測されました」とか「3日連続の猛暑日です」ってニュースで聞きませんか?

地球温暖化を救う?森林の持つ多面的機能の1つ地球環境保全機能とは

僕は現場で作業をしていると汗が止まりません、、、

林内での間伐作業は直射日光は少ないですが、湿度が高いのでかなり暑く感じます。

この時期になると水分を多く取らないと体が動かなくなります。

皆さんは熱中症や脱水症に気をつけてますか?

今回は熱中症と脱水症状について紹介していきます。

熱中症

毎年夏になると色々なところで「熱中症に気をつけて」「こまめな水分補給を」って言葉を耳にすると思います。

2018年に熱中症で緊急搬送された患者は全国で9万人以上もおり、2000人以上の方が亡くなりました。

熱中症患者の中でも高齢者の割合が多く、全体の約半分でした。

熱中症のイメージに屋外スポーツを思い浮かべる方もいると思います。

『炎天下の中で直射日光に長時間当たっていると熱中症になりやすいと考えていませんか?』

確かにそれも正解です。

しかし、熱中症は高い気温だけでなく湿度の高い環境下でも起こりやすい健康障害なんです。

つまり、雨の晴れ間や梅雨明けの湿度が上がった日、屋内でも熱中症になりやすいんです。

どうして熱中症になるのかというと、人間は体温調節機能があるため、血液を末端まで送ることで皮膚から熱を放散させ、汗をかくことで体の表面から蒸発させ体温を下げようとします。

しかし、高温の環境下で長い時間活動すると体温調節機能が乱れて正常な働きが行われず、体内に熱がこもってしまい体温が上昇してしまいます。

また、大量の汗をかくと体内の塩分や水分、ミネラル等が失われ体内バランスが壊れてしまいます。

塩分やミネラル等は筋肉や神経など様々な機能を働かせるために必要です。

そのため、熱中症になると目眩、頭痛、吐き気などの症状が出ます。

重症度

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学校の保健体育で習ったことのある方も多いと思いますが今一度思い出して、覚えておいてください。

重症度レベル1(軽度):めまい・失神、筋肉の硬直、大量の発汗

血が脳へ瞬間的に不十分になった時にめまい・失神が起こります。

大量の発汗によって体内の水分、塩分が失われると血液内の塩分濃度が低下することで筋肉の収縮が行われます。

実際に僕も水分不足で作業中に右足がつった経験があります。

その為、症状が出たら水分補給を行い休息してください。

重症度レベル2(中度):頭痛、吐き気、倦怠感、集中力・判断力の低下

集中力・判断力の低下は作業効率を低下させ、怪我にもつながります。

この症状が出たら木陰などの涼しい場所に移動し、体温を下げ、十分な水分と塩分を摂取する必要があります。

体温を下げるときは脇や首など血管が多く集まっているところを重点的に冷やすことで短い時間で下げることができます。

伐採作業は危険予知や思いがけない事もあるので集中力・判断力の低下は命に関わってきます。

重症度レベル3(重症);意識障害、痙攣、運動障害

ここまでの症状になると涼しい場所に移動させ体を冷やし呼吸の管理を行い、すぐに救急車を呼んでください

熱中症と同様に起こるのが脱水症状です。

脱水症状

脱水症状ってよく聞きませんか?

熱中症は年に1回、夏の時期に多いですが脱水症状は夏と冬に多く見られます

「冬?」って思った方もいらっしゃるんじゃないですか?

冬の乾燥した時期にノロウイルスやインフルエンザに感染することで発熱、下痢嘔吐などで体内の水分が失われます。

特に、ノロウイルスによって失われる水分量が多いため脱水症状になってしまう方が多いです。

人は体重の5%の水分が失われると頭痛などの症状が起き8〜10%で痙攣が起き20%以上で死亡してしまいます。

「脱水症状って実際どんな症状なの?」って思った方いませんか?

脱水症状は体内に入ってくる水分量と汗等で排出される水分量が釣り合わず、排出される水分量摂取量に比べ多い時に体内の体液バランスが乱れ、体液の量が減少した時に起こります。

「体液って?」と思った方いませんか?

体液とは血液、リンパ液、消化液などを指し、小児で70%、成人で60%、高齢者で50パーセントが水分(体液)で占めます。

体液は老廃物の運搬、排出を行い酸素と栄養素を細胞に届ける働きをします。

高温多湿の環境で長時間の活動を行うと、汗で体内の水分や塩分(電解質)が失われてしまいます。

水分が失われると血液の量が減り血圧が低下します。

血液の量が減ると栄養素が体に行き渡らなくなり、老廃物の運搬が滞り排出されにくくなります。

また、電解質やカリウムが失われることで足がつったり、痺れや痙攣が起きたり、細胞内脱水になり熱中症の回復に影響を与えます。

目に見えみくいところでは、血圧低下や頻脈、食欲低下などの症状があります。

林業で熱中症・脱水症状になりやすい作業

熱中症・脱水症状になる確率が高い作業は林業の伐採作業や育林でもあります。

森林の現場と特殊伐採の現場に分けて紹介します。

森林での作業

間伐

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間伐作業は森林内の曲がっている木や成長が遅れている木等を伐採することで他の木を成長させるための作業で、しっかり手入れが行われていれば直射日光が当たらず、風通しも良いので紹介するほどの作業ではありません。

「ならどおして?」

長年放置され手入れ、管理が行われていない森林は密度が高いため湿度が高く風通しが悪いです。

前日に雨が降った森林はサウナみたいになり、息苦しくなります。

例えるなら、夏の締め切った体育館みたいな感じでモワッとしています。

皆伐

皆伐作業は施業範囲の木を全て伐採する作業です。

全てを伐採していくので、段々光を遮るものがなくなっていきます。

湿度が高い場所で作業行なっていたのが、段々と直射日光が当たる作業場所へと移行するので2種類の環境を味わいます。

下刈り

下刈り

「森林作業でしんどい作業ってなんですか?」と質問したら多くの林業従事者が下刈りと答えると思います。

下刈りとは植林を終えた後に行う作業で植えた苗が周りの植物に成長を阻害されないように除去していきます。

というのも植林を行う場所が皆伐後が多いため、夏に2回程行う下刈り作業は日光を遮るものがありません。

夏の直射日光を浴びながら、刈り払い機を動かすのはかなり大変です。

刈り払い機はエンジンで動かすため、エンジンの熱で余計に暑く感じます。(最近はバッテリー式の刈り払い機も出てきました)

まさに、甲子園の高校球児と同じ状況もしくはそれ以上かも知れません。

特殊伐採では

特殊伐採の現場の多くが市街地です。

特殊伐採を必要とする伐採予定の木の周りは家やビルの状況が多く日光を遮るものがないため作業中は直射日光を浴び続けます。

さらに、森林と違いコンクリートやアスファルトに反射してくるのでほぼ360°から浴びるので余計に暑く感じます。

樹木の伐採や強剪定を行うときに枝をどんどん落としていくので、樹上で作業している人の方がどこにも隠れることができませんので下で作業を行うよりも日光を多く浴びると思います。

電柱に登っているのと状況は同じです。

熱中症・脱水症状かなと思ったら

熱中症や脱水症状対策には塩分やナトリウムが含まれている水分を取ることです。

ポカリスエットのようなスポーツ飲料からOS-1のような経口補水液がオススメです。

また、熱中症や脱水症状はこまめな水分補給をすることで予防することができます。

「それは知ってるよ」と思う方もいると思います。

なので、ここからは夏バテにならないような体を作る食生活について紹介します。

食生活で体を強くしよう

冷房が効いた部屋から炎天下の屋外に出たり、入ったりを繰り返すと体調調節機能が乱れ体調が崩れていきます。

さらに夏はビタミンやミネラルなどの栄養素が消費されやすいことも夏バテの原因の一つです。

夏バテを予防する食生活はビタミンが含まれる食品を多く取りましょう。

「ビタミンってどんな働きがあるの?」「食品ってどんなのが良いの?」って声が聞こえてくる気がします

例えばビタミンB1は、糖質や脂質をエネルギーに変えやすくする働きがあります。そのため、水分を失いやすい夏は普段より多くスポーツ飲料を摂取するため多くのビタミンB1が必要になります。

ビタミンB1は大豆、ゴマ、玄米、麦、豚肉などに多く含まれておりタマネギ、ニンニク、ネギ、ニラなどと一緒に摂取することで利用効率が高まります。

オススメ料理の1つが豚の生姜焼きです。

生姜は胃腸の調子を整え、タマネギが豚肉に含まれているB1の吸収を手助けしてくれます。

一方で、ビタミンB1には即効性ではないため元気なうちから持続的に摂取しましょう。

他にも、ビタミンCはストレスに対する抵抗力や免疫力を高め体調を崩しにくくなります。

ビタミンCはみかん、いちご、イモ類、豆類に多く含まれています。

朝に納豆を食べるのも良いと思います。

「ギリギリまで寝てたい派だからなぁ〜」という方は、コップ1杯の柑橘系の飲み物を飲むだけでも体を目覚めさせストレスに強い体づくりになります。

最後に

いかがだったでしょうか?

夏になると起こりやすくなる熱中症と脱水症状について書きました。

屋外だけでなく、屋内でも気づかないうちに熱中症や脱水になっているんですね。

自分も作業中に摂取する水分量が少ないと足がつったり体が重く感じます。

僕の祖父が熱中症の研究者だったので毎年、熱中症や脱水に警戒・予防しています。

水分にポカリスエットを飲み、昼ごはんに必ず豚汁を食べ、午前と午後で作業着を交換することで予防しています。

これからますます暑くなっていくと思います。

熱中症や脱水を甘く見ないでください。

喉が渇いたと感じる前にこまめな水分補給と予防、夏に耐える体作りをお願いします。

気になる点、質問ございましたら気軽にFacebook株式会社アーボプラスにコメント下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。