森林内で活動するときは気をつけて、森に潜む様々な危険の紹介と対策方法

 

 

こんにちはナカイです。

気温が暖かくなってきましたね、ドライブをしていても山が深緑になってきているのがよくわかります。

梅雨が明けたら登山する方も多くなると思います。

今回は毎日森林で働く林業従事者から見た森林のお尋ね者について書いていこうと思います。

まずは林業だけでなく一般的に共通して森林内では会いたくないなという物をいくつか紹介していきます。

一般の方と共通して会いたくないのは蜂、蛇、ヒル、マダニです。

3つの中でも特に厄介なのが蜂です。

学生時代、授業中の教室に蜂が入ってきたら周りがパニックになったのをよく覚えています。

山に入って耳元でブーンなんて音が聞こえたらビックってなりますよね

蜂は7月から10月の時期が活動が盛んになり攻撃的になります。

よく夏のテレビ番組で蜂ハンターみたいに紹介されているのを見ます。

森林内では草木が生い茂って気づかずに巣に近づいて刺されることがないように注意してください。

林業でも蜂に刺された方は数多くいます。

人を刺す蜂は、何種類もいる蜂のごく一部でミツバチ、スズメバチ、アシナガバチの3種類です。

「蜂は知ってるよ」と思う方もいると思いますが3種類の活動時期と危険性を紹介します。

ミツバチ

ミツバチはこの3種類の中では比較的穏やかな種類です。

こちらから攻撃を仕掛けなければ攻撃されることはほとんどありません。

ミツバチの針は腸と繋がっており、針はギザギザな返しはついているため刺して引き抜くと腹の中身が出て死んでしまいます。

そのため余程のことがない限り刺してきません。多くの場合が体当たりや体にまとわりついてきます。

養蜂家の方が素手で触っているのを見たことがある方もいると思います。

注意:気性の荒いミツバチや季節によっても気性は異なるので度胸試しで触るなんてことはしないでください。

ミツバチの巣が見えたらゆっくり離れれば刺されることはほとんど有りません。

アシナガバチ

アシナガバチは後ろ足を垂らしながらゆっくり飛行しているのがの特徴で気性もおとなしい性格です。

アシナガバチ、スズメバチは気性が荒く攻撃性が高いイメージがあると思います。

実際、林業従事者や一般の多くがこの2種類に刺されています。

しかしアシナガバチはスズメバチに比べ気性は大人しく、巣や蜂本体に攻撃しない限りは刺してくることはありません。

林業では下刈りや、伐採時に巣に気づかずに近づいてしまい襲われるケースがほとんどです。

毒性はそれほど強くはありませんがアナフィラキシーショックで死亡するケースはあります。

スズメバチ

ミツバチ、アシナガバチは皆さんが思っているほど気性が荒くなく襲ってくることはほとんどありません。

しかし、スズメバチには特に注意してください。

皆さんが見たことあるオオスズメバチ、キイロスズメバチなど個体が大きく毒の保有量も多い種類がいます。

スズメバチは気性が荒く巣の数メートル離れたところを歩いているだけで攻撃されることがあります。

毒性が強く毒針を何回も刺すことができ、毒液には仲間を呼ぶフェロモンも含まれているため刺されると何匹にも刺される危険性があり、アナフィラキシーショックでなくなってしまいます。

他にも巣に近づいた時点でカチカチと顎で警告音を鳴らして威嚇してきますので聞こえたら速やかにその場から離れてください。

オオスズメバチは軒下や土の中に巣を作るため誤って踏んだりしたら大惨事です。

対策

蜂対策として服装はできるだけ白色の物がいいです。

虫除けスプレーや香水は蜂を刺激するため付けてはいけません。

代わりにハッカ油を薄めスプレーにしておくと、含まれるメントールを蜂が嫌がるそうです。

蜂が襲ってきた時には蜂アブスーパージェットをオススメします。

アーボプラスでも常に車に積んで現場に携行しています。

蜂毒にアレルギーがある方は、お医者さんでエピペン(エピネフリン自己注射)を処方してもらって携行することをお勧めします。

日本に生息する蛇で毒性を持つものは少なく代表的なのはマムシ、ヤマカガシ、ハブの3種類です

日本に生息する蛇は臆病で捕食対象に人間は入っていないため蛇から積極的に襲ってくることはありません。

被害の多くは気づかずに踏んでしまい噛まれるケースです。

マムシ

マムシは日本全土に生息しており日本固有種です。

頭の形が三角形で茶褐色の丸い模様の中央に暗色の斑点模様が特徴で、藪や水場周辺にとぐろを巻いて潜んでいることが多く

気付かずに踏んでしまうと噛まれてしまいます。

毒性は強いが体が小さく量が少ないため噛まれた後すぐに病院に行けば命に問題はありません。

ハブ

ハブは奄美大島、沖縄諸島に生息しているため本州では見かけません。

頭の形が三角形で黄色、灰色に黒い不規則な模様が特徴で比較的攻撃的な性格です。

森林や水辺など様々なところで生息しているため遭遇率は高く毎年被害が出ています。

マムシとハブは毒性が似ておりタンパク質を溶かし筋肉、血管の組織を破壊する出血毒です。

噛まれたときはチックとした痛みですが30分後には噛まれた部分が腫れ、足を噛まれた場合は歩けなくなります。

ヤマカガシ

マムシやハブのように多くの件数はありませんが本州四国九州にはヤマカガシが生息しています。

顎下から腹にかけて黄色の帯が存在し赤と黒の斑点模様が特徴的ですが地方によって模様はまちまちになるため見分けがつきにくいことが多いです。

ヤマカガシは気性は大人しく毒牙もマムシとは構造が異なるため滅多に噛まれません。

しかし、ヤマカガシはコブラ科で毒性は海蛇と同等のため非常に強くマムシの4倍ハブの8倍の強さです。

対策

厚手の靴を履くのがお勧めです。

厚手の靴にすることでたとえ噛まれてしまっても牙が体に届くのを防ぎます。

ヒル

梅雨の時期や雨が降った後に森林で活動すると山ヒルに噛まれていることがあり、毎年この時期になるとニュースでも取り扱われます。

日本に生息する吸血性の陸生ヒルはヤマヒル1種類のみです。湿潤な地域を好み哺乳類に噛みつき血液を吸います。

体調は1〜1.5センチ程度で尺取り虫のように動きます。

噛んだ際にヒルジンという物質を出すことで痛みを感じず血液も凝固しにくくなるため気付かずに吸われていることが多いです。

感想に弱いためライターやメンソールで離れていきます。

僕自身も森林で活動中に腕を噛まれましたが、友達に言われるまで気づきませんでした。

対策

山に入って活動するときは長袖長ズボンで行ってください。

私たちは山に入るときに足袋を履き長ズボン長袖に手袋をすることで首から上以外は露出せず噛まれないようにします。

また、ズボンを灰色や茶色にすることでヒルが上がってきたときにわかりやすいです。

長ズボンの中にストッキングを履くと噛まれにくくオススメです。

マダニ

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マダニには春から秋にかけて活発に活動します。

森林の草むらや木の葉の上などに生息しており動物や人に寄生し吸血します。

マダニは鹿やネズミなどに寄生し吸血しているので、人がさされた際に病原菌が入り感染症のリスクがあり、

自分で取ってしまいダニの一部が皮膚内に残ると炎症を起こすこともあります。

刺されたら自分で取らず、すぐに病院に行ってください。

自分もアンダーシャツの上から刺されたことがあり、気付かないうちに背中に上られていました。

対策

ダニは柔らかい皮膚のところを噛んでくるので肌を露出しないように長袖長ズボンにします。

長ズボンはヒル同様に灰色は茶色にし、ダニがついてもわかりやすいようにします。

裾は靴もしくは靴下に入れます。シャツも手袋に入れダニの侵入口を塞ぎます。

足元、首周りにダニ避けスプレーをオススメします。

かけることでダニがつくリスクは減りますが完全ではないので、ヤブや草むらを通ったら足回りを確認してはたき落としてください。

最後に

いかがだったでしょうか?

山で会いたくないもの(一般共通)について書いてみました。

山に入る際には十分な準備をしてから入ってください。

アーボプラスの代表は、特殊伐採作業中にキイロスズメバチに30箇所近く刺され、救急搬送されたことがあります。

それ以来、エピペン、ハチアブマグナムジェット、ポイズンリムーバーは現場に携行することを徹底しています。

森林や自然は安らぎや心地よさを与えてくれる一方、危険な部分や恐さよく理解したうえで、

対策をしっかり行い山でリラックスして活動していただけたら幸いです。

気になる点、質問がございましたら気軽にFacebook株式会社アーボプラスにコメント下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。