縄文時代から食されているトチの実?トチの実を利用し山間部で食されていたとち餅について

 

 

こんにちは、ナカイです。

皆さんはとち餅をご存知ですか?

ちなみに僕は今年まで知りませんでした。

『とち餅』を知ったのは、「年末になるととち餅を食べたな」と代表が言ったことでした。

家に帰ってから両親に聞いたところ、僕は小さい頃に食べたことがあるらしいのですが記憶がちっともありません。

なので今回はとち餅について紹介します。

とち餅とは

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とち餅とはトチの実を使用した10月〜5月の季節の食べ物で、日本の様々な地域で作られており特に栃木・岐阜・京都・新潟・山形の山間部で発達し食べられていました。

山間部地域に発達したのは、山間部では畑が多くないため米作ができず、お米が多く手に入らないため林産物のトチの実と餅米を合わせて食料としていました。

トチの実は栗の実によく似ており、デンプンやタンパク質を多く含んでいます。

一方で灰汁が強くそのままで食べると、とても苦く刺激で舌に痛みが走るのでアク抜きをすることで食べることが出来ます。

とち餅はアク抜きを行ったトチの実と餅米を蒸し、つくことでとち餅になります。(餅米2〜3升に対しトチの実が1kg必要です)

とち餅はトチの実の苦味が多少あるのでそのままで食べることはあまりありません。

オススメの食べ方はあんこと一緒に食べと甘さで苦味が気にならずに食べられます。

もし自宅でとち餅を作るときはとち餅の中にあんこを入れて形成しても美味しいです。

あんこが苦手な方は砂糖醤油で食べると甘じょっぱさが苦味を紛らわしてくれます。

トチノキ

とち餅の原料であるトチの実は縄文時代から食されていたと言われており、日本人が古くから食してきた食べ物の1つです。

トチの実とはムクロジ科の落葉広葉樹であるトチノキになる実で日本全土(沖縄などを除く)に分布しています。

葉が大きく全体の長さは50cmほどにもなる掌状複葉で、葉は枝先に集まって付きます。

縄文時代からの有用樹で、食用として利用されていた形跡まで出てきています。

山の谷部分に自生し、大きくなると35mほどにもなります。

5〜6月頃の初夏に白く大きい花を咲かせ、10月下旬から11月下旬に実を落とします。

コナラなどのドングリに比べ長時間アク抜き・流水に浸す必要があり当時は高度な技術が必要でした。

また、一部の山間地域では非常食(救荒作物)として重宝されており、山間部地域ではトチの実の採取、トチノキの保全が行われていました。

そのため、森林伐採でもトチノキは保護され、藩(江戸時代)の中には私有林でもトチノキの伐採を禁止しているところまでありました。

江戸時代以降は食用ではなく木材落として利用されています。

色は黄色味がかっており、木質はきめ細やかで肌触りが良く、木目は綺麗な杢目(重複した複雑な木目)が出ることが多いため昭和中期以降は1枚板のテーブルに使用されるため一時期伐採が過度に行われ産出量が減りました。

また、削り面が綺麗なため器具やすり鉢の最高材とされています。

最近ではトチノキが減少してスーパー等でトチの実が販売されていることはほどんど無くなり、道の駅でたまにみられるくらいになりました。

とち餅の栄養価

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とち餅が食べられていたのは材料であるトチの実にはサポニン・タンニン・カリウムなどの栄養素が多く含まれています。

サポニンはこれストロールや中性脂肪の吸収を抑える効果があります。

また、サポニンには界面活性作用。殺菌作用があるため痒みや湿疹が改善します。

タンニンとはポリフェノールの1種で肌を引き締める効果があります。

というのも、タンニンにはタンパク質を変性させることで、組織や血管等を縮める収れん作用があるとされています。

この収れん作用は肌にも効果があり毛穴を引き締める効果もあり、化粧品にも多く含まれています。

他にもメラニンを生成するメラニン細胞の増殖を抑えるため、美白効果・皮膚保護作用が期待できます。

このように女性に嬉しい作用が多いですがタンニンは抗酸化作用や便を硬くする作用もあるため生活習慣病の予防にもなります。

カリウムも豊富に含まれており細胞内の浸透圧を調整し一定にしてくれます。

他にも筋肉の収縮や体液のphバランスを保ち、塩分の取り過ぎを調整してくれます。

最後に

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今回はとち餅について紹介しました。

『モチモチの木』という絵本で主人公が祖父と作っている食べ物もとち餅です。

小さい頃よく読んでいた絵本のモチモチの木がトチノキと知った時は驚きました。

畑作があまり多く行えない山間部では生活する上で必要な栄養素が多く含まれている林産物をうまく利用して食料にして生活していたのはすごいと思います。

トチ餅がその代表例で、現在でも郷土料理として栃木などで食べられています。

もし食べたい方は10月下旬ごろから通販でも販売しているので購入してみてください。

気になる点、質問ございましたら気軽にFacebook株式会社アーボプラスにコメントしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。