こんにちは、ナカイです。
コロナウイルスの影響で半導体等が輸入されないため自動車が中々納入できないというニュースを見ました。
都市部(特に関東)は公共交通機関があるため影響が少ない方もいるかもしれませんが全国の林業関係者が森林や街中の伐採現場に向かうのに車を使います。
田舎では必須の道具(足)ですし、伐採現場が森林の林業に車は必要です。
今回は多くの林業関係者が使っている軽自動車・軽バンについて紹介します。
目次
軽自動車
林業関係者の多くが軽自動車に乗って現場にいきます。
皆伐や間伐といった森林の伐採作業でも、市街地の特殊伐採でも道路が広いところはあまりありません。
さらに林道はカーブが多いため、車幅が狭く小回りが効き細い幅でも切り返しが出来る軽自動車は重宝されています。
学生時代に見学した多くの林業事業体が搬出でない限りは軽自動車で移動していました。
このように軽自動車のメリットとしては小回りが効き車幅が狭いと言った点です。
軽バン
林業従事者が移動に使っている車の中で一番多く使われているのが軽バンです。
実際に僕も軽バンに乗って現場に向かっています。
多くの林業会社が軽バンを使っているのは様々なメリットがあります。
税金が安い
軽自動車すると普通車に比べて税金が安くなります。
さらに軽バン(小型貨物自動車扱い車種)は自動車税が半額の5000円です。(自動車税は排気量に関係なく一律10800円)
特に就職したばかりで給料が少ない林業関係者には車の維持費も大きな負担になります。
林業の先輩は「林道走って車体に傷がつくから安い軽でいい」と言っていました。
スペース
林業ではチェンソー・ヘルメット・腰袋・燃料などの道具が必須で燃料の予備としてガソリン携行缶やチェーンオイル、伐採に使うチルホールとワイヤー、クライミングロープなど伐採内容によって道具は増えていきます。
軽バンの多くが小型貨物自動車(4ナンバー)のため、前提として荷物が多く乗せられるようになっているため4人乗っても十分荷物を乗せる事ができます。
さらに後ろの座席を倒すことでより収納スペースが広く使えます。
車種によって様々ですがハイゼットやエブリィは横積みで合板を積むことができます。(運転席はキツキツですが)
僕が乗っているホンダのN-BANは助手席を倒すことで合板を縦に乗せることができます。
また、オプションが豊富なので車を仕事用に組み替えることができ、天井にルーフキャリアをつけたり、内装でラックをつけることで収納スパースは増えていきます。
一部の林業従事者は後ろ側に棚(通称:職人棚)を作っています。
コンパクト
上記でも書きましたが、施業現場に向かうまでの林道は道幅が狭く急カーブが多いため小回りが効く車が運転しやすいです。
弊社は京都にあるため大通りを1本外れると道幅が狭く切り返さないと曲がれないような道も出てきます。
車幅がコンパクトな軽バンはそのような道でも切り返す事なく曲がれます。
プライベートで使う際も道幅が狭い道路も楽々運転できます。
デメリットと対策
ここまでメリットを紹介してきましたが軽バンにもデメリットはあります。
ここからは軽バンのデメリットと対策について紹介します。
車高が低い
軽バンは車高が低いため林道の高低差や枝・石などに腹を擦ってしまいます。
また、僕の経験上一部が凹んでいる道路ではフロントバンパーを地面にぶつけてしまいバンパーに傷がついてしまいます。
擦るのが嫌という方は車高を3cm程リフトアップするのも方法の1つです。
法や車検にも引っ掛からず、お腹を擦る必要もなくなります。
ダサい
学生時代同級生が「軽バンはダサいしどれも同じ」と言っていました。
確かに商業用の軽バンのイメージはシルバーやホワイトカラーで人によってはダサいと思うかもしれません。
しかし、最近の軽バンはカラーバリエーションも豊富で一見仕事用には見えませんし、カスタムを行えば普通の軽乗用車よりかっこよくなります。
軽バンは使う人によってカスタム(ルーフキャリー等)をすることで見た目は全然変わりますし、特にアウトドア(キャンプ等)が好きな方は自分用にアレンジする事ができます。
オススメアイテム
防汚・防水シートカバー
林業で車を使う際に車の中をできるだけ汚したくない方におすすめ商品は防汚・防水シートカバーです。
伐採作業や植林など林業は木屑や泥、草の種や葉っぱなど様々なものが服につきます。
例え作業後は着替える方でも作業中に車を動かさなきゃいけない状況があるかもしれません。
防汚・防水シートをしとくだけで汚れた作業着のままでも運転してもシートが汚れることがありません。
特に仕事とプライベートで同じ車を使う方にはオススメです。
収納用ボックス
2つ目のオススメアイテムはボックスです。
林業は道具が多いため収納スペースが広くても平積みで置いていくとすぐにいっぱいになってしまいます。
また、カーブが多いため道具をきれいに整理しても家に帰ったらグチャグチャになってます。
就職して始めの方は整理しておいていたのですが、カーブや凸凹道を通った後はグチャグチャに・・・
道具が増えてくると置くスペースがなくて道具の上に道具を重ねていると必要な時に取り出せなかったりと色々大変でした。
そこでボックスを使うことで、ボックスの上に物を置く事ができ空間を最大利用する事ができます。
車の中に棚を作っている先輩もいますが、プライベートや車検の際に一々道具を下ろしたり棚を解体したりと面倒くさいと思ってしまう僕はボックスにしました。
ボックスに分けておくことで道具を下ろす際はまとめて降ろす事ができますし、道具も取り出しやすいです。
もし、車中泊をしなければいけない状況になってもボックスがあることでボックスの上に寝袋を敷いて寝る事ができます。
僕はコーナンのツールストッカー1000を使っています。(550XPも余裕で収納できました)
最後に
林業関係者が一番使っているであろう車、軽バンについて書きました。
軽バンは持ち主の創意工夫次第でアウトドア向けにも仕事用にもできます。
知り合いの林業関係者の軽バンは同じ車種でも内装が全然違います。
林業に就職したい方には迷わず軽バンをオススメします。
気になる点、質問ございましたら気軽にFacebook株式会社アーボプラスにコメントしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。