様々な気候の植生と固有種が?日本一雨が降る屋久島ってどんなとこ?

 

 

こんにちは!ナカイです。

この前、家の掃除をしていたらもののけ姫のDVDが出てきておもわず掃除そっちのけで鑑賞、もののけ姫について検索、

もののけ姫に出てくるシシガミの森のモデルが屋久島の白谷雲水峡と分かり少しショックを受けました。

というのも、去年の12月に屋久島に行き縄文スギを見に行っていたので白谷雲水峡にも行けばよかったと後悔、、、

計画を練り休みの日に行こうと思います。

なので今回は屋久島と縄文杉についてお話ししていこうと思います。

屋久島とは

屋久島は鹿児島県の属する大隅諸島の1つで島の総面積約50,400haで島の90パーセントに当たる45,360haが森林です。

屋久島は平成5年に日本で初めて知床と同時に世界自然遺産に登録された場所で、世界自然遺産に登録されているのは

島の21パーセントにあたり、有名な縄文スギが含まれています。

中には「世界自然遺産って縄文杉だけじゃないの?」と思った方がいると思います。

実は屋久島、縄文スギ意外にも植生や動物自体希少種や固有種が多いため広い範囲で世界遺産に登録されています。

ここからは屋久島の珍しい植生や気候についてお話していきます。

地形と年間降水量

屋久島は林 芙美子さんの小説「浮雲」で「月のうち、三十五日は雨」と表現されているくらい非常に降水量が多い地域で、

平地でも年間降水量は4,000〜5,000mm、山地では8,000〜12,000mmも降るため山地の年間降水量は毎年10,000mm前後です。

「10,000mmと言われても」という声が聞こえそうなので、京都の年間降水量で比べると

京都の年間降水量は1,840mmなので屋久島の平地で2倍以上、山地で5倍です。

また、気象庁が観測した年降水量の平年値では4,477mmで日本一の降水量でした。

そのため湧き水や河川といった水に恵まれ、日本百名水に選定されたこともあります。

島のほぼ全域が山岳地帯となっており1,000m以上の山がいくつも連なります。中でも宮之浦岳は標高が1,963mもあり九州で最も高い山です。

屋久島の中央に連なる高山は15000年前の花崗岩が隆起して出来た地形で、大量の雨によって激しい侵食にあい傾斜がきつくなっています。さらに、降水量も多く傾斜のきつい山々が多いため深い渓谷ができ滝が多く存在します。

大川の滝や千尋の滝など多くが有名観光スポットになっています。

日本の水が綺麗な理由、それは森林の多面的機能の1つ水源涵養機能のおかげ

植生

屋久島はほとんど亜熱帯地域ですが、中央山岳部には宮之浦岳や1,800mを超える山々が連なっているため平地と山頂では気温差が激しいため亜熱帯〜亜寒帯の多様な植生が見られ、植物の垂直分布がはっきり分かります。

低地は年間平均気温が20度前後もある亜熱帯気候のためガジュマルやアコウなどのイチジク系の巨木が生え、海岸沿いにはマングローブが生えています。

標高600m付近までは照葉樹林が分布しており、シイやカシ、椿などが生えています。

600mを超えると照葉樹林の中に点々とスギが生えており針広混交林となってきて、900mを超えるあたりで照葉樹林が減りスギの割合が大きくなっていきます。

標高1,600m付近までくるとスギやモミ、ツガといった針葉樹と低木の常緑広葉樹の森林になります。

標高1,700mを超えると森林限界になり矮小化した南限の草花が多く生えている草原となり、この草原が亜寒帯のツンドラのようだと言われてます。

皆さんもよく聞く「ヤクスギ」は標高500m以上の樹齢1000年を超えるスギだけをそう呼ぶそうです。

動物

屋久島には多くの動物(鳥類、昆虫なども含む)が生息しており、哺乳類16種、鳥類167種、昆虫類約1900種が確認されています。

森林の多面的機能の1つ生物多様性保全機能とは?近所の森林に動物たちが‼︎

今回は代表的なのを何種類か紹介しますので、屋久島に訪れた際には探してみてください。

ヤクシカ

ヤクシカは日本に生息するニホンジカの亜種で2番目に身体の小さいシカです。

成獣の雄で30〜40キログラムで屋久島に約18,000頭が生息しています。

ヤクシマカケス

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ヤクシマカケスはカケスの固有亜種として指定されました。「ジェーイ」といったしわがれた鳴き声や飛翔時に腰が白く、黒く長い尾が特徴です。

カラスバト

カラスバトは南西諸島などに生息している大型のハトで全身が黒いのが特徴です。

日本の天然記念物にも指定されており照葉樹林の伐採によって個体数を減らしたため準絶滅危惧種に指定されています。

(カラスバトの写真は見つけることができませんでした)

ヤクシマオニクワガタ

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屋久島に生息する固有種で標高の高い森林に生息しており体調は21mmほどです。

昼間にも行動するため飛翔する姿が見られます。

最後に

屋久杉

いかがでしたでしょうか?

日本の数少ない世界自然遺産である屋久島の自然環境について少しは分かっていただけたでしょうか?

現在伐採禁止ですが1980年まで伐採を行っていました。縄文スギを見に行く時も40年以上前の切り株が残っています。

そのため屋久杉の材は貴重で、アーボプラスの代表は価格が1億2千万円を超えるヤクスギの1枚板を見たことがあるそうです。

普段中々目にすることのできない天然生林はとても気持ちよく生命の力強さを感じます。

僕も縄文スギを訪れた時は自然の大きさに感動し、悩んでいたことがバカになるくらい心がスッキリしました。

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屋久島には固有種、固有亜種が多く存在しています。

ヤクシカは簡単に会えると言われましたが、僕は会うことができませんでしたが訪れた際はゴミは持ち帰り自然環境を壊さないようお願いします。

この記事で屋久島に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

気になる点、質問ございましたら気軽にFacebook株式会社アーボプラスにコメント下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。