地球から森林は減っていく?世界各地で問題となっている森林の砂漠化について

 

 

こんにちは、ナカイです。

近年環境問題が注目されプラスチックによる環境汚染や地球温暖化など様々な課題があります。

その中の1つに森林の減少問題があります。

国土の67%が森林の日本に住んでいると森林減少問題に実感が湧かないと思いますが、世界では森林がどんどん減少しています。

森林が減少している原因の1つが砂漠化です。

年々砂漠面積は広がってきており、アメリカの研究チームが2018年に1920〜2013年の93年間でサハラ砂漠の地理的面積が10%拡大していると報告しました。

このように年々砂漠は拡大し世界中の森林は減少しています。

今回は森林の砂漠化について紹介していきます。

砂漠化

砂漠化の現状

そもそも砂漠化とは乾燥地域・半乾燥地域・乾燥湿潤地域における自然的・人為的要因によって起こる土地の劣化、つまりは植生に覆われていた地域が不毛地になっていく現象を言います。

現在乾燥地域に住んでいる人口は約2,000万〜1億2000万人超えと考えられており砂漠化が進行すると土地が劣化しその土地に住んでいる人々の生活環境が悪化します。

世界の砂漠面積は1,934億haとされており今尚増加傾向にあり、このまま増加していくと2035年までに世界の食糧生産の12%が減少すると言われています。

いくつか例を出しすと、中国では現在国土の27%以上が砂漠化しており、砂漠化した土地を元の緑化した状態に戻すのには300年以上必要だと考えられています。

1990年代から2011年までで河川の半数以上が消滅し耕作等の利用可能な土地も減少しました。

砂漠化が深刻な問題となっているアフリカでは燃料や食料確保のため過度な森林伐採が行われ、伐採後に焼畑を行うことで農地拡大します。

しかし、人口増加が著しいアフリカでは植生が回復する前に再度焼畑を行うため十分に土地が回復せず植物が育たない砂漠が広がっていきます。

原因

砂漠化の原因は地球温暖化等によって気温の上昇や干ばつ、風などの気候変動による環境的要因と過度な森林伐採、放牧、農地拡大による人為的要因です。

自然的要因

砂漠化の主な自然的要因は土壌流出・飛砂・塩性化の3つがあります。

土砂流出では肥沃な土壌が雨や洪水などによって流され風化していない土壌が露出することで保水性を失ってしまいます。

地球温暖化によって気候変動が起き一時的に大量の雨が降ることが増えてきているためより深刻になってきます。

飛砂とは砂丘から周辺にある植生が生息している地域に砂が風や季節風等の影響で飛び氷土を覆ってしまいます。

そのため、表面の砂をどかせば再生は可能で飛砂に対しては防砂が主な対応措置です。

塩性化とは土壌中の塩類濃度が上昇し植物の育成ができなくなる現象です。

塩分を含む水が土壌から外部へ流出する際、流出量より蒸散量が多い場合水分だけが蒸発し土壌に塩分が残ってしまいます。

塩性化が進行した土壌はコンクリートに似た性質を持つための作物を育てるのが困難になります。

人為的要因

過度な森林伐採は主に発展途上国で行われ先進国に輸出、近年の人口増加によって生活に使う燃料(薪・炭等)や農地拡大のために行われています。

熱帯雨林などは森林資源が豊富ですが森林の回復を考えない伐採は植生を崩壊させてしまいます。

乾燥地域でも森林伐採は行われており、生態系の限界を越える過放牧・過伐採・過耕作は砂漠化の直接的原因でもある土砂の流出や風色が促進されます。

また、劣化した土壌に酸性雨や生活汚染水、海水が流れることで土壌が酸性化し植物が聖衣育できる環境ではなくなり砂漠化は拡大していきます。

↓世界で起きている森林破壊についてまとめてあるので良ければこちらも読んでください。

森林破壊なんかじゃない!日本の林業は山を手入れすることで安全に皆さんの生活を支えています

日本

このように世界では砂漠化によって森林が減少し様々な影響が出ています。

実は日本でも砂漠化は起きています。

僕が学生時代に実習で訪れた福井県小浜では海から来る風によって砂浜の砂が内陸側に飛ぶことで砂丘が移動し砂浜が拡大しています。

また、砂が内陸に飛ぶことで植物に積もったり土壌表面を覆うため植物が枯死してしまいます。

そのため日本では防砂林があります。

防砂林とはとんできた砂が区域内に入るのを防ぐ働きはあるため、砂丘の移動を抑え安定させます。

秋田県能代市の海岸には日本最大規模(780ha)の防砂林があります。

この地域は昔から季節風がもたらすひさによって農地や河川が埋まってしまうなどの被害を受け続けてきました。

そこで18世紀初めからクロマツを植林し防砂林とする造成が開始されました。

現在では700万本のクロマツが生育し、農地も砂で覆われることがなくなりました。

最後に

いかがでしたでしょうか?

森林の砂漠化について簡単にまとめてみました。

自然的要因・人為的要因で森林が減少し砂漠が広がっていくのはできる限り阻止したいですね。

植生や生態系が壊れるのは短い時間ですが回復するのには長い年月がかかります。

日本が自然豊かな国なのは後世のために先人が植林を行ってくれたからです。

だからこそ私たちは先人に感謝して木材を使い後世のために植林をしていかなければいけません。

日本の林業を森林破壊と考えている方もいらっしゃいます。

実際にアーボプラスの特殊伐採現場でも木を伐採するなと言われたことがあります。

木を残すことは地球や生活に様々な豊かさを与えてくれる一方で放置林や家の横にある木は土壌や強風などの環境条件によって私たちの危険にもなります。

皆さんの日本の林業に対するイメージが森林破壊ではなく生活を安定させ、後世が使えるよう手入れ・管理を行うというように思っていただけたら幸いです。

気になる点、質問ございましたら気軽にFacebook株式会社アーボプラスにコメントしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。