規模が違う⁉︎世界の森林火災の現状。今もどこかで燃えている。(前編)

 

 

こんにちは、ナカイです。

以前日本の森林火災について記事を書きました。

日本では毎日3件の森林火災が起き、毎年660ha以上が焼失し3億円以上の損害が出ています。

日本の森林火災とは?ニュースにならないだけで日本も多い⁉︎→さらに気になる方はこちらからどうぞ

世界でも森林火災は起きていて、「オーストラリアで起きた森林火災でコアラが何百頭と亡くなった」とか「世界で起きている大規模な森林火災で様々な動植物が影響を受け絶滅の危機になっています」や「地球温暖化の促進になっている」など色々聞きます。

よくニュースでも話題になっていて、テレビの映像を見てもすごい火の手が上がっていますよね。

例えば、2019年に起こったオーストラリアでの森林火災や近年問題になっている熱帯雨林の森林破壊があります。

「熱帯雨林の森林破壊も森林火災なの?」と思った方もいると思います。

森林が破壊されている方法の1つが火入れ(焼畑農業)による森林火災です。

森林火災の原因にはオーストラリアのような自然発火もあれば火入れや焚き火などの人的要因もあり、その多くが人的要因による森林火災です。

今回は世界の森林火災について紹介していきます。

世界の森林火災の現状

世界の様々な場所で森林火災は起きています。

近年特に森林火災が起きているのは熱帯雨林〈アマゾン〉やアフリカの地域です。

ここからは、皆さんもニュースでよく聞くオーストラリアやアメリカ、近年、森林火災が増加している熱帯雨林とアフリカの4つを紹介していきます。

オーストリア

オーストラリアは国土の21%(1億6440万ha)が森林で99%が天然林です。

残り1%の人工林にはユーカリやアカシア、ラジアーターマツ等が植えられています。

21%と聞いて「小さいのかな」と思った方はいませんか?

オーストラリアの森林面積は日本の森林面積の約6.5倍です。

しかし、森林火災によって毎年森林面積は減っています。

2019年9月から2020年2月まで続いた大規模な森林火災は1/11時点で1070万haの森林を焼失させました。

これまでの森林火災は毎年森林の1%が焼失していたが、2019〜2020年の間で約21%の森林が消失しました。

この森林火災が拡大した大きな理由は2つあります。

植生

オーストラリアには多くの固有種がいます。

例えば、カンガルーやコアラ、フクロウネコ等がいます。

これは植生にも言え、ユーカリやティーツリーといった豊富な植物が森を形成しています。

ユーカリは成長が速く、種類が豊富なため様々な土地・気候に適した種類を選べるため紙・パルプの材料として植林が行われてきました。

実はこのユーカリとティーツリーは精油としても有名です。

ユーカリは引火性のあるテルペンという物質を放出します。

テンペルは精油に多く含まれている成分ですが、気温が高いと放出するテンペルの量も増加します。

そのため、気温が上がる12月〜2月〈夏季〉は森林内のテンペル濃度が上昇するため森林火災が拡大しやすいです。

気候

オーストラリアは世界的に見ても降水量が少ない地域で、夏季の12〜2月は特に降水量が減ります。

平均年間降水量は534mmと日本の年間降水量1718mmの1/3です。

2019年は例年に比べても降水量が少なく水の使用制限のレベルが上がるほどです。

近年地球温暖化による熱波によって乾燥が促進されます。

また、ダイポールモード現象(インド洋で桓温の温度差が開いている時に低気圧が発生しやすくなる現象)によって風が強い日が多くなります。

つまりオーストラリアの夏季は乾燥しやすく風が強い日が続き、森林は引火しやすい環境条件になるため、落雷や焚き火の不始末等の火種があると大規模な森林火災になります。

森林火災の原因の87%が放火や火の不始末だそうです。

アメリカ

現在も続いているカルフォルニアの森林火災は過去18年間で最大規模と言われています。

アメリカの西部、太平洋岸のカルフォルニア州はアメリカで3番目に大きい州です。

南北に長い地形で面積は日本の1.1倍あります。

東西南北を山に囲まれており州の45%が森林です。

自然に囲まれてる一方で自然災害が多いのも特徴です。

近年森林火災が深刻化しており、2020年の1〜10月までで8200件以上の火災が起きています。

森林火災の規模、件数ともに過去40年間の8〜10倍です。

また、アメリカで起こる大規模森林火災の多くがカリフォルニアで起こっています。

「なんでカリフォルニアが多いの?」と思った方もいると思います。

そこにまオーストラリアと同じように森林火災が大規模になりやすい環境条件があるからです。

気候

カリフォルニア州は平均年間降水量が420mmと少ないため日本のように蒸し蒸しとした気候ではありません。

そのため、夏季は乾燥しやすく近年は人口増加等によって水源確保が課題になっているほどです。

山脈によって遮られた地形のため春と秋に東部から吹いてくる風は暑く強いです。

カリフォルニアは乾燥しやすく、風が強いといった森林火災が拡大する環境条件を備えています。

近年異常気象による気候変動で森林火災の件数は増えており、このまま地球温暖化が深刻化したら森林火災の件数も増加すると考えられています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

世界の森林火災について書きました。

オーストラリアやカルフォルニアは自然環境が森林火災が起きやすい条件に古くからなっていました。

植生の繁殖方法に森林火災が関係してくるほどです。

しかし、地球温暖化によって異常気象が続き火災件数は増加傾向にあり危惧されています。

森林火災がきやすい気候や異常気象も人的要因度だと言えます。

気候の条件によって自然発火による森林火災が起こりやすい地域がある一方で人的要因によって森林火災が起きている地域もあります。

森林は様々な動植物の生息地であり、私たち人間の健康に大きく関わっています。

森林に立ち入る際は火の扱いに注意してください。

熱帯雨林やアフリカについては後編で・・・

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最後まで読んでいただきありがとうございました。