SDGs(持続可能な開発目標)?持続可能な循環型社会とは?林業ができること

 

 

こんにちは、ナカイです。

街中でよくSDGs(エスディージーズ)と聞くようになりました。

コンビニではコーヒがストローを使わないカバーにしたり、レジ袋が有料化したり、京都府亀岡市では2021年の1月から市内全域でプラスチックレジ袋の提供が禁止されました。

以前亀岡のコンビニを訪れた際にマイバックを忘れて袋をお願いしたら紙袋でした。

近年、世界でも様々な取り組みが行われています。

様々な場所で言われているSDGsとはいったいなんなのでしょうか?

今回はSDGsとは何か?林業から見たSDGsとは?について紹介します。

SDGsとは?

SDGSとはSustainable Development Goalsの略称で意味は持続可能な開発目標です。

2015年9月に開かれた国連サミットで2016年から2030年までも15年間で達成するために掲げられた目標で、

国連加盟国である193カ国が目標としており17項目169の具体的ターゲットで構成されています。

17項目には様々な分野の目標が記載されています。

1.貧困を無くそう 2.飢餓をゼロに 3.全ての人に健康と福祉 4.質の高い教育をみんなに 5.ジェンダー平等を実現 6.安全な水とトイレを世界中に 7.クリーンエネルギーをみんなに 8.働きがいも経済成長も 9.3行と技術革新の基盤を作ろう 10.人や国の不平等を無くそう 11.住み続けられる街づくり 12.作る責任、使う責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正を全ての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう

それぞれの項目の達成度によって点数がつけられランキング化されており、日本は2021年の目標達成ランキングでは18位でした。(日本は2年連続で順位を落としています)

日本は様々な項目で高い数字が見られる一方で貧困やジェンダーなどの問題を抱えています。

SDGs対策

始めに書いたように亀岡市では市内でプラスチックビニールの販売は禁止されています。

このような取り組みは様々な場所や企業で行われており、スターバックスは一部商品のストローを紙製のものにして提供しています。

木材は古くから使われている材料でSDGsのような循環型社会に広く貢献できると思います。

ここでは僕がSDGs対策になるなと思う商品を紹介します。

木のストロー

木のストローは株式会社アキュラホームが作成した商品で木材を鉋で削りストロー状にしたものです。

木材であるため紙のストローのように一定時間使うと柔らかくなってしまうことは少ないです。

かんなで薄く削った木材を使用するため長さや太さの調整ができ、軽いためプラスチックストローの代わりとして使うには良いと思います。

もしかしたら、マイバックならぬマイストローを持ち歩く人も現れるかもしれません。

木のストローは国産の間伐材が使われており、切り捨て間伐などによって森林内に放置されていた木材の有効活用にもなります。

割り箸

コンビニで弁当を購入すると一緒についてくる割り箸もSDGs対策としては有効たと思います。

スーパーで国産材を使った割り箸を見たことないですか?

間伐材を利用した割り箸は日本中に出回っています。

割り箸を木材の無駄遣いと思うかもしれませんが、割り箸はエコ商品なんです。

木材を製材する際に建材では使えない端材が必ず出てきます。

その端材は製材所で木材チップや割り箸にして有効活用をしています。

SDGsに林業ができること

チェンソー

林業がSDGsに大きく貢献できることは目標13の気候変動の具体的対策と15の陸の豊かさを守ろうの2つだと思います。

地球温暖化の多くは二酸化炭素が原因と言われています。

健康的な森林には多面的機能の一つである地球温暖化抑制機能によって二酸化炭素を吸収しています。

また森林(特に人工林や里山)を手入れ管理することで森林は豊かになり生態系も増えます。

健康的な森林は植生だけでなく動植物の生息地にもなります。

降水率によっても変化しますが、森林は土壌に水をため河川に出る量を調整します。

森林を伐採した際は苗を植え再生するのも必要な仕事です。

しかし、世界各国で問題になっている森林減少の多くは再生を考えない過度な伐採が原因です。

日本の林業は古くからその地に適した樹木を上手入れ管理を行い伐採することで自然の豊かさを保ってきました。

森林は人間だけでなく多くの生命に豊かさをもたらすため環境整備も大切だと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか?

SDGsと林業について書きました。

SDGsは世界が注目している目標で日本でも話題になっています。

人口増加によって森林が伐採され農地や居住区として使われています。

技術が進歩し生活が豊かになる一方で地球環境は多くの問題を抱えています。

私たちは地球環境に配慮した生活は必要だと思います。

江戸時代は家の建て替えから肥料に至るまで様々なものが循環・再利用されほとんど無駄が無かったと聞きます。

先人たちは貴重な資源をできるだけ長く無駄がないように使っていました。

自分たちが地球環境を汚すと後世にも影響が出てきます。

僕も買い物の際はマイバックを忘れないようにいつも車に乗せています。

気になる点、質問ございましたら気軽にFacebook株式会社アーボプラスにコメントしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。