普通の幼稚園より森の幼稚園?子供に大きな影響を与える木育・屋外活動とは?

こんにちは、ナカイです。

自然の中にいるとすっきりとして気持ちいですよね。

近年の研究では人間が都心部で生活するよりも森林の中で生活した方心の負担が少なく健康に過ごせるようです。

幼少期の教育にも外で遊ぶことで様々な菌に触れ免疫力が上がっていくので将来的には健康で風邪の引きにくい子になると言われています。

また、森林を使ったは環境教育は子供の心を寛容にするという作用もあります。

環境教育に重点を置いている場所の1つに森の幼稚園があり、世界で人気です。

今回は森の幼稚園について紹介します。

森の幼稚園とは?

森の幼稚園とはデンマークやスウェーデン、ドイツなど主に3〜6歳を対象とした欧州の幼児教育の1つです。

森の幼稚園に壁や天井はなく多くの時間を森林内や園舎の屋外で過ごします。

名前に森とはいっていますが森林以外にも牧草地や砂浜といった野外活動全体を指します。

屋外で活動するため気にしなければいけないのが天候です。

森の幼稚園の基本概念は「どんな天候でも屋外、天候に合わせた服装」のため園児は天候にあった服装で森林内を活動します。

森の幼稚園では安全に屋外活動が不可能な気象時のみ制限されます。

そのためドイツでは森林地帯付近に暖房可能な宿泊施設が義務付けられているため子供たちは悪天候時は宿泊施設や避難場所を見つけることができます。

森の幼稚園では市販のおもちゃは使わず自然の中にあるもので遊ばせ幼児の教育や刺激を目的とします。

発祥

森の幼稚園の発祥はデンマークのお母さんが我が子や近所の子供の保育を森林(自然)の中で始めたことだと言われています。

1954年に親グループが自主保育活動として始めスカンジナビア全域に広まりました。

現在1500を超える森の幼稚園があるドイツでは1990年代まで受け入れられませんでした。

1993年に初めてドイツ(フレンスブルグ)で開かれました。

日本でも2005年頃から森の幼稚園活動が広がり、2008年には全国森の幼稚園ネットワークが設立されました。

日本にある森の幼稚園は様々な形態です。

ドイツのように1日自然の中で活動させる幼稚園もあれば半分もしくは曜日で活動している幼稚園もあります。

現在は欧州をはじめ世界に森の幼稚園は広がっておりオーストラリアで23園ありスイスや南チロルにもあります。

このように世界に広がっている森の幼稚園とはどのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット

多くの時間を森林で過ごす森の遊園地は子供にどのような影響が与えるか様々な科学的研究が行われてきました。

その結果森の幼稚園は子供達にとって良い効果をもたらします。

健康

1997年にスウェーデンで行われた研究によると、通常街中の幼稚園で過ごす園児に比べ森の幼稚園の園児の欠席率は約1/3以下という研究結果が出ています。

スウェーデンは保護者が子供の体調管理のために有給休暇を取得することが認められており、幼稚園側も他の園児への感染の危険性や園児の早期回復のため受け入れません。

そのため研究対象となった子供はみんな健康的ということです。

自然の中で過ごすことで子供たちは様々な細菌に触れるため身体は細菌に負けないよう免疫力を上げます。

綺麗な環境で育った子供より一定の汚さがある環境で育った子供の方がアレルギーが少ないといった研究結果もあります。

森林内で活動するため体力や体幹バランスなど森の幼稚園に通っている園児の方が優れているという結果も出ました。

集中力・精神面

精神的発育においては森の遊園地に通う園児は集中力が高く、遊びも多様性・創造性に優れていました。

自然の環境下で活動するため遊びの開始も終了も子供たちが自主的・主体的に行います。

また、遊び道具をそのままにして置けたり、森林の地形によって様々な遊びが行えるため他の子や遊びに邪魔されることもありません。

1人で過ごしたい子は1人で過ごす場所と時間があるため心を落ち着かせることができます。

森林内などの自然環境の中で活動するため密室時に比べ空気や音での園児や保育士に与えるストレスも小さいです。

判断力や適応力においても街中の幼稚園に通っている園児に比べて高かったです。

このように森の幼稚園は街中の幼稚園に通わせるよりも子供には大きなメリットがあります。

森の幼稚園に通わせていた方の話を聞くと保育時間が短かったり、洋服が汚れるため洗濯が多くなるなど、親にはかなり負担が大きいみたいですが、それ以上に子供には大きなメリット、影響があります。

気になる方は一度「全国森の幼稚園ネットワーク」に問い合わせてみてください。

最後に

いかがでしたでしょうか?

森の幼稚園について書きました。

幼少期は森林などでの屋外活動が成長に大きな影響を与えます。

僕も小さい頃は両親や祖父母と近くの緑地や公園によく行っていました。

そのおかげか、健康的でアレルギーもほとんどありません。(林内作業を行うのにスギ花粉なんですけど・・・)

森林で動いていると心はリラックスします。

自然環境は子供にとって様々なことを教えてくれます。

近年、技術発達によって屋外に出かける子供が減少しているといった話も聞きます。

自然と触れ合える職業は限られます。

成長すればするほど自分で進んで機会を作らなければ自然と触れ合う時間は少なくなります。

だからこそ幼児期に多く自然と触れ合う森の幼稚園はオススメです。

気になる点、質問ございましたら気軽にFacebook株式会社アーボプラスにコメントしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。